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赤雪とは?

あかゆき

赤雪とは、微細な藻類や砂塵などが混入することで赤やピンク色に染まって見える雪のことです。

赤雪(あかゆき)は、積雪表面や内部が赤・ピンクオレンジ系の色に見える現象で、主に山岳地帯や極地の雪原で観察されます。見た目のインパクトから「スイカ雪」とも呼ばれることがあります。

最も一般的な原因は、雪氷藻類(クラミドモナス・ニバリスなど)の大量繁殖です。これらの微生物は低温・強光に適応した緑藻の仲間で、紫外線から身を守るために赤色の色素(アスタキサンチンなど)を持ちます。気温が上がり始める春から夏にかけて雪面で一気に増殖し、雪全体を赤く染めます。このほか、アフリカ北部やアラビア半島から飛来した赤褐色の砂塵(黄砂に似た現象)が雪に混入することでも同様の着色が起きます。

赤雪が注目される理由の一つは、地球温暖化との関係です。赤い色素を持つ藻類が増えると雪のアルベド(太陽光の反射率)が低下し、より多くの熱を吸収して融雪が加速するとの研究が報告されています。

  • アルプス、ロッキー山脈、南極などで観察例が多い
  • 色素は採取して顕微鏡で確認するとクロロフィルも含む緑藻と判別できる
  • 食べても無害とされるが、泥や細菌が混入する可能性もある

気候科学や生態学の観点から研究が進む現象であり、雪氷生態系の多様性を示す身近な例としても注目されています。

使い方・例文

アルプスのスキーリゾートや北米の高山ハイキングで「雪がピンク色になっている」と気づいたとき、それが赤雪(スイカ雪)と呼ばれる藻類由来の現象である可能性があります。

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