親潮とは?
おやしお
親潮とは、北太平洋西部を南下する寒流で、豊富な栄養塩を含み、世界有数の漁場を育む海流です。
親潮(おやしお)とは、北太平洋の北西部を流れる寒流のことです。正式名称は千島海流(ちしまかいりゅう)といい、千島列島に沿って南下することからこの名が付いています。「親潮」という名称は「魚の親となる潮」、すなわち豊かな漁場を育む海流であることに由来するという説が広く知られています。
親潮の特徴として、水温が低く(冬は2〜5℃前後)、植物プランクトンの繁殖に欠かせない栄養塩類(硝酸塩・リン酸塩など)が豊富な点が挙げられます。この栄養豊富な冷水がプランクトンを大量に発生させ、それを食べる小魚、さらに大型の魚やクジラを引き寄せます。
親潮と、南から北上する黒潮(暖流)がぶつかる海域を潮目(しおめ)といいます。三陸沖・金華山沖などがその代表的な場所で、異なる水温・塩分の海水が混ざり合うことで魚類が集まりやすくなります。
- 三陸沖のサンマ・カツオ漁
- 北海道東部のサケ・マス資源
- スケトウダラやコンブの産地形成
親潮は日本の食文化と漁業を支える根幹的な自然現象であり、気候変動による水温上昇が漁獲量に与える影響として近年注目されています。
使い方・例文
三陸沖で黒潮と親潮がぶつかる「潮目」は世界有数の豊かな漁場として知られており、サンマやカツオ漁のニュースでしばしば登場します。
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