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西岸海洋性気候とは?

せいがんかいようせいきこう

西岸海洋性気候とは、大陸の西側沿岸に現れる、偏西風海流の影響で一年を通じて温暖で降水が均一な気候区分です。

西岸海洋性気候(Cfb/Cfc)は、ケッペンの気候区分における温帯気候の一種で、大陸の西側・中緯度帯に位置する地域に典型的に見られます。偏西風が大陸西岸に吹き付け、沖合の暖流が気候を安定・温暖化させることで形成されます。

この気候の主な特徴は以下の通りです。

  • 夏は涼しく、冬は比較的温暖(同緯度の内陸に比べ温度差が小さい)
  • 一年を通じて降水量が比較的均一で、特定の乾季がない
  • 曇りや霧の日が多く、日照時間が短め
  • 気温の年較差が小さく、寒すぎず暑すぎない気候

代表的な地域としては、西ヨーロッパ(イギリス・フランス北部・ベネルクス・ドイツ北部・スカンジナビア沿岸)、北アメリカ西岸のシアトル・バンクーバー、チリ南部、ニュージーランド南島などが挙げられます。

農業的には牧草の育成に適しており、酪農・牧畜が盛んな地域が多いです。ぶどう栽培には夏の気温がやや低いため、寒冷なワイン産地のキャラクターが生まれることもあります。日本では北海道の一部が類似の特徴を示します。

使い方・例文

イギリスのロンドンが西岸海洋性気候の典型例で、冬でも氷点下になることは稀ですが、一年中雨がちで曇り空が続きます。

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