複線区間とは?
ふくせんくかん
鉄道路線において上り・下りそれぞれに専用の線路が敷かれた区間のことで、列車の行き違い待ちが不要になり輸送効率が大幅に向上します。
複線区間とは、鉄道路線において上り方向と下り方向の列車がそれぞれ専用の軌道を走行できるよう、2本以上の線路が並行して敷設された区間を指します。
単線区間では上下線が同一の線路を共用するため、列車が行き違う際には必ずどちらかが待避線(駅の側線など)で停車して相手を待つ必要があります。これを「交換待ち」と呼び、ダイヤの柔軟性が大きく制限されます。一方、複線化されると上下線が干渉しなくなるため、列車の本数を増やしやすくなり、ダイヤの乱れも波及しにくくなります。
複線化の効果は次のとおりです。
- 列車の運行頻度(本数)を増加できる
- 相互干渉が減りダイヤの定時性が向上する
- 速達列車と各駅停車を同時に走らせやすくなる
- 輸送力が実質的に倍増以上になる場合もある
日本では通勤路線や幹線で複線化が進む一方、地方の閑散路線では建設コストを抑えるため単線のまま運営されている区間も多く残っています。さらに線路が3本以上ある場合は「三複線」「複々線」と呼ばれ、大都市近郊の過密路線で採用されることがあります。
使い方・例文
東海道本線や山手線などの都市間・環状路線では全線にわたって複線区間が確保されており、高頻度運行が実現しています。一方、地方のローカル線では一部の駅間のみが複線化されているケースもあります。
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