薩摩国とは?
さつまのくに
薩摩国とは、現在の鹿児島県西部にあたる旧国名で、島津氏が長く支配し幕末維新に大きな役割を果たした地域です。
薩摩国(さつまのくに)は、現在の鹿児島県西部(薩摩半島およびその周辺)にあたる旧国名で、西海道に属する九州南部の国です。古くから独自の文化と強い武家気風を持つ地域として知られています。
薩摩国は平安時代末期以降、島津氏が守護・大名として支配を確立し、江戸時代も薩摩藩(鹿児島藩)として幕末まで続きました。島津氏は約700年にわたって薩摩・大隅・日向の三国を支配し、外様大名ながら高い独立性を保ちました。
薩摩国にまつわる主な歴史的事項は以下のとおりです。
- 琉球支配:1609年、島津氏が琉球王国に侵攻し従属させた
- 薩英戦争(1863年):イギリス艦隊と薩摩藩が交戦し、近代化の契機となった
- 薩長同盟(1866年):長州藩と連携し倒幕へ向かう
- 西南戦争(1877年):西郷隆盛が率いた士族反乱の舞台
また、薩摩焼(薩摩ware)は海外でも高く評価された陶磁器で、明治以降の輸出工芸品としても重要でした。廃藩置県後は鹿児島県の一部となりましたが、「薩摩」という地名は現在も薩摩川内市などに残り、薩摩藩の気風を受け継ぐ地域のアイデンティティとして息づいています。
使い方・例文
幕末史の文脈で「薩摩藩」「薩長同盟」と出てくる場合の「薩摩」は薩摩国を指します。西郷隆盛・大久保利通など明治維新の立役者の多くが薩摩国の出身です。
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