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落とし格子とは?

おとしごうし

落とし格子とは、城門の入口に設けられた上下にスライドして開閉できる格子状の防御扉で、敵の突入を防ぐための仕掛けです。

落とし格子とは、城郭の門や通路の入口部分に設置された防御装置のひとつで、木材や鉄材を格子状に組んだ扉を溝に沿って上下にスライドさせて開閉する仕組みです。平時は上げた状態で固定されており、敵が押し寄せた際に一気に落として通路を封鎖する役割を担います。

落とし格子の主な特徴と仕組みは以下のとおりです。

  • 格子状の構造により、完全に視界を遮らず、守備側が向こう側の敵の動向を確認しながら攻撃できる
  • 左右の壁に設けた溝(レール状の溝)に沿って垂直に落下させるため、大勢が押しても簡単には動かせない
  • 木製の場合は鉄板や鉄釘を打ち込んで補強し、火攻めや斬撃への耐久性を高めることが多い
城郭における落とし格子の設置場所は、大手門・搦手門などの主要な城門が代表的です。門の内側に落とし格子を配置することで、たとえ敵が門扉を突破しても、すぐ内側で再び阻止できる二重の防御線を形成しました。

西洋の城でも類似の装置(ポートカリスと呼ばれる格子状の跳ね上げ門)が用いられており、城郭防御における普遍的な発想といえます。現在、落とし格子の復元品は姫路城などで見ることができます。

使い方・例文

姫路城の門を通る際に天井付近を見上げると、落とし格子を収納する溝が確認でき、かつての防御機能を実感することができます。

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