鏡柱とは?
かがみばしら
鏡柱とは、城郭建築において門や橋などの要所に対で立てられる太くて立派な柱のことです。
鏡柱(かがみばしら)とは、主に城郭・寺社・橋梁などの建築において、門や入口の正面に左右一対で立てられる主要な柱を指します。その名称は、正面から見たときに左右対称に「鏡のように」向かい合うことに由来するとされています。
城郭建築における鏡柱は、大手門・搦手門(からめてもん)などの城門に多く見られます。門の構造上、最も太く堅牢に作られ、門扉の支柱となる「控え柱」や「冠木(かぶき)」を支える役割を担います。鏡柱は門の防御強度に直結するため、硬くて狂いの少ない良質な木材が用いられました。
また橋梁においても、欄干(らんかん)の起点となる橋の両端に立てられる主柱を鏡柱と呼ぶことがあります。この場合は装飾的な役割も兼ね、擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる玉ねぎ形の飾りが柱頭に取り付けられることがあります。
鏡柱は単なる構造部材にとどまらず、建造物の格式や権威を象徴する意匠的側面も持ちます。城郭の大手門では、鏡柱の太さや素材の質が城主の威容を示すものとして重視されました。現存する城郭や社寺の門において、鏡柱はその建物の歴史や格式を読み解く重要な手がかりとなります。
使い方・例文
城郭見学の際、大手門の正面左右に立つ一際太い柱に注目すると、それが鏡柱にあたり、門の構造と格式を確認する手がかりになります。
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