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菅原伝授手習鑑とは?

すがわらでんじゅてならいかがみ

菅原伝授手習鑑とは、平安時代の学者・菅原道真生涯を題材にした人形浄瑠璃・歌舞伎の代表的な演目で、義理と人情の葛藤を描く名作です。

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)は、江戸時代中期に竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作として書かれた人形浄瑠璃の傑作です。1746年(延享3年)に大坂の竹本座で初演され、その後歌舞伎にも移植されて現在に至るまで上演され続けています。

作品は全五段構成で、平安時代の実在の人物・菅原道真(845〜903年)の栄光と失脚、そして流罪・死を巡る物語を軸に展開します。歴史的事実をベースにしながらも、架空の人物や逸話を交えてドラマチックに脚色されています。特に「道明寺」「車引」「寺子屋」の三場面が名場面として知られ、現代でも単独で上演される機会が多いです。

物語の中核には、道真の弟子である松王丸・梅王丸・桜王丸という三つ子の兄弟を通じて描かれる、主君への忠誠と肉親への愛情の葛藤があります。特に寺子屋の段は、我が子を主君の子の身代わりとして差し出す松王丸の悲劇が胸を打つ名場面として名高いです。

題名に含まれる「手習鑑」とは、手本・模範の意味であり、道真の書の名手としての側面と、作品が人々の生き方の規範を示すという意図が込められています。

使い方・例文

「歌舞伎座で菅原伝授手習鑑の寺子屋の段を観て、松王丸の父親としての苦悩に涙した」というように、伝統芸能の鑑賞場面で使われます。

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