花山天皇とは?
かざんてんのう
花山天皇は平安時代中期の第65代天皇で、わずか2年の在位で出家したことで知られる人物です。
花山天皇(かざんてんのう、968〜1008年)は平安時代中期の第65代天皇で、冷泉天皇の第一皇子として生まれました。在位期間は984年から986年という短いものでしたが、その退位の経緯が歴史上きわめて劇的なものとして語り継がれています。
藤原兼家・道兼父子の謀略によって出家を決意させられたとされる「花山院の出家」は、のちに多くの文学・記録に取り上げられました。愛妃・藤原忯子を亡くしたことで精神的に不安定になっていた天皇に、道兼が出家を勧め、ともに出家すると約束しながら自身は途中で引き返したと伝えられています。これにより藤原氏は一条天皇を即位させ、摂関政治の地盤を固めました。
出家後は「花山法皇」として知られ、西国三十三所の巡礼を中興したと伝わります。和歌にも優れ、百人一首にも「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」が収録されています。その劇的な生涯は、『大鏡』などの歴史物語にも詳しく記されています。
使い方・例文
「花山天皇の出家」は、藤原氏の権力拡大を象徴する出来事として、日本史の授業や歴史小説でよく登場します。
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