花こう閃緑岩とは?
かこうせんりょくがん
花こう閃緑岩とは、花崗岩と閃緑岩の中間的な組成を持つ深成岩で、石英・斜長石・カリ長石・角閃石などから構成される粗粒の岩石です。
花こう閃緑岩(花崗閃緑岩、英語:granodiorite)は、深成岩(マグマが地下深部でゆっくり冷却・固化した岩石)に分類される火成岩で、花崗岩と閃緑岩の中間的な化学組成を持ちます。
鉱物組成の特徴として、石英・斜長石を主体とし、カリ長石・黒雲母・角閃石が加わります。花崗岩に比べてカリ長石の割合が少なく斜長石の割合が高い点が区別の目安となります。国際地質科学連合(IUGS)の分類では、長石類に占めるカリ長石の割合が10〜35%のものを花こう閃緑岩と定義します。色は白〜淡灰色で、黒色鉱物が点在する「ゴマ塩」模様が特徴的です。
産状や用途の主なポイントは以下の通りです。
- 大陸地殻の形成において花崗岩とともに主要な役割を担う
- バソリス(巨大な貫入岩体)として広大な面積に分布することが多い
- 硬く風化に強いため、建築・土木の石材として利用される
- 日本のグラニットと総称される御影石に近い外観を持つ
日本列島の地質においても、中央構造線周辺や各地の山岳地帯に花こう閃緑岩体が分布しており、地殻形成史を解明するうえで重要な岩石です。花崗岩類(グラノイド)のひとつとして地質図でも広く記載され、建材としては御影石の仲間として扱われることもあります。
使い方・例文
「採石場で産出した花こう閃緑岩は、硬質で光沢があるため建築外装材や墓石として広く使われている」というように、地質調査や建材・石材の文脈で登場します。
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