本文へスキップ

閃緑岩とは?

せんりょくがん

閃緑岩とは、地下深部でマグマがゆっくり冷え固まった深成岩の一種で、斜長石と角閃石を主成分とする中性の火成岩です。

閃緑岩(せんりょくがん)は、マグマが地下深部で長い時間かけて冷却・固結することで形成された深成岩の一種です。化学組成的には中性分類され、二酸化ケイ素(SiO₂)の含有量はおよそ52〜63%程度です。

主要な構成鉱物は斜長石角閃石で、これに石英・黒雲母・輝石などが伴われることもあります。角閃石の暗緑色に由来して「閃緑」と名付けられており、白と黒のまだら模様が特徴的な外観をもちます。深成岩であるため結晶が大きく、肉眼でも鉱物粒子を確認できる粗粒な組織(等粒状組織)を示します。

閃緑岩は花崗岩と組み合わさって山岳地帯の地下基盤(基盤岩)を形成することが多く、日本各地の山地や海岸部でも露出が見られます。生成環境としては、プレートの収束境界付近における島弧や活動的大陸縁辺が代表的です。

硬質で耐久性が高いことから、建材・石材・土木用骨材としても利用されます。石材業界では「御影石」として花崗岩とまとめて流通することがあります。地質学的には、花崗岩・斑れい岩とともに深成岩の主要岩石グループを構成し、大陸地殻の組成を理解するうえで重要な岩石です。

使い方・例文

山の切通しや川の河床で、白黒のまだら模様をもつ硬い岩石が露出しているとき、それが閃緑岩である場合があります。また地質図の凡例でも「di」の記号で示されることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語