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船体動揺とは?

せんたいどうよう

船体動揺とは、波や風の影響を受けて船が上下左右・前後に揺れる現象のことです。

船体動揺とは、航行中または停泊中の船舶が波浪・風・潮流などの外力を受けて生じる周期的な揺れの総称です。船の安全性や乗客・乗員の快適性に直結する重要な概念として、海洋工学や船舶設計の分野で広く研究されています。

船体の動揺は大きく6種類の運動成分に分類されます。

  • ローリング(横揺れ):船の長軸を中心とした左右方向の回転
  • ピッチング(縦揺れ):船の横軸を中心とした前後方向の回転
  • ヨーイング(偏揺れ):垂直軸を中心とした左右への回転
  • ヒービング(上下揺れ):垂直方向への直線運動
  • サージング(前後揺れ):前後方向への直線運動
  • スウェイング(横移動):左右方向への直線運動

これらのうち、乗り心地に最も影響するのはローリングとピッチングです。船体動揺を軽減するために、安定板(フィンスタビライザー)や減揺タンク(アンチローリングタンク)といった装置が大型客船や旅客フェリーに搭載されています。また、船体形状や重心位置の設計も動揺特性に大きな影響を与えます。

激しい動揺は船酔いを引き起こすだけでなく、積み荷の移動・損傷や転覆リスクにもつながるため、気象情報を活用した航路選択や速度調整が安全運航の基本とされています。

使い方・例文

台風接近時に貨物船が高波の中を航行する場面で、船体動揺を最小限にするため減速して波に対して船首を向ける操船が行われます。

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