舌診とは?
ぜっしん
舌診とは、東洋医学において舌の色・形・苔の状態を観察することで体の内部状態を診断する方法のことです。
舌診(ぜっしん)とは、東洋医学・漢方医学における四診(望診・聞診・問診・切診)のうち「望診(ぼうしん)」に含まれる診察技法で、患者の舌を目視で観察することにより、体内の気・血・水のバランスや臓腑の状態、病気の進行度などを判断するものです。
舌診では主に以下の項目を観察します。
- 舌質(ぜっしつ):舌本体の色(淡紅・紅・暗紫・淡白など)、形(胖大・瘦薄・歯痕の有無)、潤い・乾燥の度合い
- 舌苔(ぜったい):舌の表面を覆う苔の色(白・黄・灰・黒)、厚さ、分布の状態
- 舌の動き・血管:震えの有無、舌下静脈の怒張など
たとえば、舌が赤く苔が黄色い場合は熱証(体内に熱が溜まっている状態)が疑われ、舌が淡白で苔が白い場合は虚寒証(エネルギー不足で体が冷えている状態)が示唆されます。舌質が暗紫色で瘀斑(おはん)があれば血瘀(血行障害)と判断されることがあります。
舌診は非侵襲的で患者の負担が少なく、体の内部状態を視覚的に把握できるため、漢方医学・中医学の診断において非常に重視される技法です。診察前にはブラッシングや着色食品の摂取を避けるよう指導されることがあります。
使い方・例文
漢方外来や鍼灸師の診察で「舌を出してください」と言われ、舌の色や苔の状態を確認される場面が舌診にあたります。健康状態の変化を日常的にセルフチェックする方法としても紹介されます。
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