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自発覚醒試験とは?

じはつかくせいしけん

自発覚醒試験とは、ICUなどで人工呼吸器を装着している患者に対し、鎮静薬を一時的に中断して自発的な覚醒能力を評価する安全確認の手順です。

自発覚醒試験(SAT:Spontaneous Awakening Trial)とは、集中治療室(ICU)において鎮静薬・鎮痛薬の持続投与を受けている人工呼吸器装着患者を対象に、薬剤を計画的に中断して患者が自力で覚醒できるかどうかを評価する手技です。

ICUでは患者の苦痛軽減や人工呼吸管理のために鎮静薬が投与されますが、過剰な鎮静はICU関連筋力低下・せん妄・人工呼吸器離脱の遅れなどにつながることが明らかになっています。そのため、定期的に鎮静を中断して患者の意識状態を確認することが重要とされています。

SATの手順は概ね以下のように行われます。

  1. 安全性基準を確認する(活動性の出血・痙攣・鎮静依存状態の不在など)
  2. 鎮静薬の投与を中断する
  3. 患者が指示に従えるか・覚醒しているかを観察する
  4. 覚醒できた場合は自発呼吸試験(SBT)へ進む
  5. 興奮・低酸素などが出た場合は鎮静薬を再開する

SATは自発呼吸試験(SBT)と組み合わせることで、人工呼吸器からの早期離脱率を高める「覚醒・呼吸協調プロトコル(ABC protocol)」として国際的に推奨されています。

使い方・例文

ICUで人工呼吸器を装着している患者に対し、担当看護師が朝のラウンド時に鎮静薬を一時中断し、名前を呼んで目を開けるか確認する場面が自発覚醒試験の典型例です。

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