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膜ろ過とは?

まくろか

ろ過とは、微細な孔を持つ膜を使って水中の微粒子・細菌ウイルスなどを取り除く水処理技術のことです。

ろ過とは、目に見えないほど細かい孔(細孔)を持つ特殊な膜を用いて、水の中の粒子・細菌ウイルスなどを物理的に除去する水処理技術です。上水道や産業用水の浄水処理のほか、廃水処理にも広く利用されています。

膜ろ過は孔径の大きさによって主に4段階分類されます。

  • 精密ろ過(MF):細菌・懸濁物質を除去。孔径約0.1〜10μm
  • 限外ろ過(UF):ウイルス・高分子物質を除去。孔径約0.01〜0.1μm
  • ナノろ過(NF):二価イオン・農薬などを除去
  • 逆浸透(RO):塩類・イオンまで除去(海水淡水化等に利用)

従来の砂ろ過や薬品処理と比較した場合、膜ろ過は処理の安定性が高く、コンパクトな設備で高い除去率を達成できる点が特徴です。また薬品の使用量を削減できるため、処理水の安全性向上や環境負荷の低減につながります。

日本では水道法の改正とともに膜ろ過による浄水処理が推進されており、中小規模水道事業体でも導入が進んでいます。一方、膜の目詰まり(ファウリング)による処理能力低下や、膜の定期交換コストが課題として知られており、適切な維持管理が運用上の鍵となります。

使い方・例文

老朽化した浄水場の更新にあたり、従来の緩速砂ろ過に代わって膜ろ過設備が導入され、クリプトスポリジウムなどの病原性微生物に対する安全性が大幅に向上した。

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