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脱酸素剤とは?

だっさんそざい

酸素剤とは、食品の包装内に同封して酸素を吸収・除去し、酸化による品質劣化や細菌・カビの繁殖を防ぐ小袋型の素材です。

酸素剤は、食品パッケージの密封空間に残る酸素を化学反応によって取り込み、酸素濃度をほぼゼロにすることで食品の長期保存を実現する保存資材です。日本では1970年代から実用化が進み、現在は菓子・乾物・米・精肉・水産加工品など幅広い食品に使われています。

主な作動原理は鉄の酸化反応です。鉄粉・塩類・水分を含む素材が包装内の酸素と反応して酸化鉄になる際に、周囲の酸素を吸着します。この反応は不可逆であるため、一度開封した脱酸素剤は再利用できません。

脱酸素剤が果たす主な役割は次のとおりです。

  • 油脂の酸化(変質・異臭)を防ぐ
  • 好気性細菌やカビの増殖を抑制する
  • 色素の褪色(退色)を抑える
  • ビタミン類の酸化劣化を緩やかにする

一般的な防腐剤(添加物)と異なり、食品そのものには触れない「非接触型」の保存手段であるため、添加物を使わずに品質を維持したい製品に特に重宝されています。なお、脱酸素剤は水分を除去するわけではないため、乾燥剤との役割は異なります。

使い方・例文

「海苔の袋を開けたらプラスチック包装の中に小さな袋が入っていた。これが脱酸素剤で、酸素を吸収することで海苔のパリッとした食感と風味を長期間保つ役割を果たしている」という場面でよく目にします。

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