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肝細胞板とは?

かんさいぼうばん

細胞板とは、肝臓基本構造単位である肝小葉の中で、肝細胞が放射状に1〜2列に並んだ薄い板状の配列のことです。

細胞板(かんさいぼうばん、英: hepatic cell plate / hepatic plate)は、肝臓最小機能単位である肝小葉内で見られる組織構築の単位です。肝細胞(hepatocyte)が1〜2細胞の厚みで板状に配列したもので、中心静脈を軸として放射状に広がり、肝小葉全体を満たしています。

肝細胞板の特徴は、隣接する板と板の間に類洞(るいどう、sinusoid)と呼ばれる毛細血管様の血管腔が走ることです。類洞は門脈と肝動脈から流入した血液を運び、肝細胞は両面で類洞と接することで効率的に血液と物質交換を行います。

肝細胞板が担う主な機能は以下のとおりです。

  • 類洞血液からの栄養素・酸素の取り込み
  • 代謝産物・胆汁の分泌
  • 解毒・タンパク質合成・糖代謝などの代謝活動
  • 肝細胞板間の胆細管(たんさいかん)への胆汁の排出

類洞内面にはクッパー細胞(肝臓常駐のマクロファージ)と類洞内皮細胞が存在し、肝細胞板を免疫的・構造的に支持しています。病理学的には、肝硬変では線維化によって肝細胞板の正常構築が失われ、肝機能低下の主因となります。

使い方・例文

肝生検の病理標本では、肝細胞板の配列の乱れ・厚みの増加・線維化の有無が観察され、慢性肝炎や肝硬変の進行度を評価する指標となります。

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