羽二重とは?
はぶたえ
羽二重とは、細い生糸を平織りにして仕上げた光沢のある絹織物で、滑らかな手触りと美しい艶が特徴の高級素材です。
羽二重(はぶたえ)は、撚りをかけていない生糸(経糸・緯糸とも)を使い、平織りで密に織り上げた絹織物の一種です。表面が非常に滑らかで、しなやかなドレープと美しい光沢を持つことから、高級素材として古来より珍重されてきました。名称の由来については諸説ありますが、「羽のように軽く、二重に重なるような風合い」に由来するとする説があります。
羽二重の特徴は以下のとおりです。
- 軽量性と薄さ:羽のように軽く、薄い生地が特徴
- 光沢と滑らかさ:撚りのない生糸を使うことで絹特有の輝きが際立つ
- 肌触り:なめらかで、衣服の裏地にすると着心地が良い
羽二重は産地として福井県が全国的に有名で、「福井の羽二重」は地域ブランドとして知られています。用途は和服(長着・胴裏・羽織の裏地)から、ネクタイ・スカーフなどの洋装品、礼装用品(数珠の袋・仏具の包み)、さらには製菓の世界にも広がっています。
福井の名産菓子「羽二重餅」はこの絹織物の滑らかさと白さを模したもので、絹織物の名が食文化にも根付いた例として知られています。
使い方・例文
振袖の胴裏地として羽二重が使われることがあり、着物を着たときに内側の滑らかな感触と着崩れにくさに貢献します。
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