緊急浮上とは?
きんきゅうふじょう
緊急浮上とは、ダイビング中に危険な状況が生じた際、通常の手順を省略して速やかに水面へ浮上する緊急措置のことです。
緊急浮上とは、スキューバダイビング中にエア切れ・体調不良・器材トラブルなど生命に関わる事態が発生した際、安全停止などの通常手順を一部省略してでも素早く水面を目指す緊急対応措置です。
通常のダイビングでは、減圧症を防ぐために深度5メートル付近で3〜5分間の安全停止を行ってから浮上します。しかし緊急時にはこれを行う余裕がない場合があります。緊急浮上を行う主なケースには次のものがあります。
- タンクのエアが突然切れた(または著しく低下した)
- バディのエアが切れ、オクトパス給気でも対応できない
- パニック状態で正常な判断が困難になった
- 器材の重大な故障(BCDの誤作動など)
緊急浮上でも、できる限り「息を吐きながら」「毎分9メートル以下の速度を目安に」という原則を守ることが重要です。息を止めて急浮上するとエアエンボリズムを起こす危険があります。エア切れの場合はバディのオクトパスを借りる「オクトパス給気」や、息を吐きながら自力浮上する「CESA(緊急スイミング浮上)」などの手技が訓練されます。
緊急浮上後は速やかにその旨をダイブリーダーや緊急連絡先へ報告し、体調に異常がなくても医師の診察を受けることが推奨されます。減圧症の症状は数時間後に発症することもあるためです。
使い方・例文
エア残量が急激に低下したとき、ダイバーはバディにハンドサインで状況を伝え、オクトパスを共有しながら落ち着いて緊急浮上の手順を踏みます。
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