緊急放流とは?
きんきゅうほうりゅう
緊急放流とは、ダムの貯水量が限界に達した際に洪水被害を最小限に抑えるために、やむを得ず大量の水を下流へ放出する操作のことです。
緊急放流とは、大雨などによってダムへの流入量が極めて多くなり、貯水量が安全に貯められる上限(サーチャージ水位)に達した場合に、ダムへの流入量と同程度の水量を下流に放流する操作です。ダムを守るために行う最後の手段であり、実施される際には下流住民に対して直ちに避難するよう緊急の警報が発令されます。
- 放流量が急増することで下流の河川が急激に増水・氾濫するリスクがある
- 夜間や降雨中の放流では住民の避難が遅れる恐れがある
- 自然流下よりも一時的に流量が大きくなる場合がある
日本では西日本豪雨(2018年)の際に複数のダムで緊急放流が行われ、下流での浸水被害が拡大したことが社会問題として大きく報道されました。これを受けて国土交通省はダム操作規則の見直しやリアルタイムの情報公開強化を進めています。緊急放流はダムが「流量調節の限界に達した状態」であることを示す重大な局面であり、自治体・住民の迅速な避難行動が不可欠です。
使い方・例文
「緊急放流」は台風や大雨の際のニュース報道、ダムの防災計画・ハザードマップの解説に登場する言葉です。
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