継紙とは?
つぎがみ
継紙とは、複数の料紙を横につなぎ合わせて長い巻物や冊子を作る、日本の伝統的な紙加工技法のことです。
継紙(つぎがみ)とは、色や模様の異なる複数の料紙(りょうし)を左右に貼り継いで一枚の長い紙として仕上げる、日本固有の装飾的な紙加工技法です。平安時代の王朝文化のなかで発達し、和歌の写本や文学作品の書写に盛んに用いられました。
継ぎ合わせる際には、金銀の砂子(すなご)や雲母(きら)を散らした料紙、染め紙、木版で文様を刷った紙などを組み合わせ、視覚的な美しさと書写の調和を追求しました。継ぎ目の処理には高い技術が求められ、貼り合わせた境界が自然に見えるよう工夫されています。
代表的な遺品としては、『古今和歌集』や『源氏物語』などの写本に使われた料紙が挙げられます。こうした継紙は、書かれた文字の美しさと紙そのものの意匠が一体となって作品の価値を高めており、書道史・工芸史の両面から高く評価されています。
現代では、伝統工芸として継紙の技法を受け継ぐ職人や研究者が存在し、博物館や美術館での展示、修復作業にも用いられています。
使い方・例文
平安時代の和歌集の写本を鑑賞するとき、料紙の継ぎ目に金銀の装飾が施された継紙の美しさが話題になります。
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