経筋とは?
けいきん
経筋とは、東洋医学における経絡の一分類で、筋肉・腱・靭帯などの運動系組織を走る気の流れのことです。
経筋(けいきん)は、東洋医学(中医学・漢方)の経絡理論において、十二経脈(じゅうにけいみゃく)にそれぞれ対応する形で存在する、筋肉系統の気の流れを指します。「十二経筋」とも呼ばれ、全身の筋肉・腱・靭帯・関節の動きを支配すると考えられています。
経脈が気血を運ぶ主要な通路であるのに対し、経筋は体の表面近くを走り、運動機能や姿勢の維持、外部の邪気から体を守る役割を持つとされます。経筋は内臓への直接的な連絡は少なく、主に四肢・体幹の筋肉系に関わる点が特徴です。
臨床的には、以下のような場面で経筋の概念が活用されます。
- 筋肉のこわばりや痙攣・麻痺の診断と治療
- スポーツ障害や関節痛への鍼灸治療
- 姿勢不良や運動機能低下へのアプローチ
- 頸肩腕症候群・腰痛・膝痛などの運動器疾患
鍼灸治療において、経筋上の特定の点(ツボ)に刺激を加えることで、筋肉の緊張を緩めたり血流を改善したりすることが目指されます。現代の筋膜(ファシア)理論との関連も研究されており、新たな視点から注目されています。
使い方・例文
スポーツ選手の肉離れや筋肉のこわばりに対して鍼灸師が「経筋の乱れ」と表現し、対応するツボへの施術を行う場面で登場します。
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