紺屋の白袴とは?
こうやのしろばかま
「紺屋の白袴」とは、他人のことは上手くやるのに自分のことは後回しになりがちなことを指すことわざです。
「紺屋の白袴(こうやのしろばかま)」とは、他人のためには熱心に働くのに、自分自身のことはおろそかになりがちなさまを表す慣用表現です。「紺屋」は藍染めなど布を染める職人のことで、「白袴」は染めていない白いはかまを指します。
染め物を専門とする職人が、日々他人の布を染めているにもかかわらず、自分が身につけるはかまは白いまま(染めていない)という皮肉な状況が語源です。忙しく他者の仕事をこなすあまり、自分自身の身の回りに手が回らないという本末転倒な状態を巧みに表現しています。
現代でも広く使われる場面として、以下のような例が挙げられます。
- 医師が患者の健康を管理しているのに自分の健康診断を怠る
- ウェブデザイナーが顧客のサイトを整えているのに自社サイトが古いまま
- 家事のプロが自宅の片づけを後回しにしている
- 栄養士が他人の食生活を指導しながら自分は不規則な食事をしている
この表現は批判や皮肉のニュアンスよりも、人間の業や可笑しみを含んだ共感的な表現として使われることが多いです。同様の意味をもつことわざとして「医者の不養生」があります。
使い方・例文
「腕のいいシェフなのに家では料理をしないとは、まさに紺屋の白袴だ」のように、専門家が自分自身に技術を活かせていない状況を指摘するときに使います。
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