皮肉とは?
ひにく
「皮肉」とは、表面上は別のことを言いながら遠回しに批判・嫌みを伝えたり、意図した結果と逆の結果が生じる逆説的な状況を指す言葉です。
「皮肉(ひにく)」は日本語で主に二つの意味を持つ言葉です。ひとつは言語的な修辞技法としての皮肉、もうひとつは状況の逆説性を表す用法です。
言語表現としての皮肉は、本心とは反対のことを言うことで相手を批判・揶揄する表現技法です。英語の「irony(アイロニー)」や「sarcasm(サーカズム)」に対応します。直接批判せず遠回しに相手を刺すため、言われた側は傷ついても反論しにくいという特徴があります。「さすがですね(実際は批判)」「お上手ですこと(嘲笑)」のような言い方がその例です。
もう一方の用法は、状況における逆説的な結果を指す使い方です。
- 「安全を確保しようとした行動が、かえって危険を招いた」——状況の皮肉
- 「雨男と呼ばれる人が晴れの日に出かけた」——偶然の逆転
- 「最も信頼した人物が裏切り者だった」——期待と現実の逆転
「皮肉」という字は、皮(表面)と肉(実質)が乖離している様子から来ているとされます。表面の言葉と内心の意図が食い違うという意味が込められています。文学・映画・日常会話など幅広い場面で使われる概念で、ユーモアと毒の両面を持つ表現として重要なコミュニケーション要素のひとつです。
使い方・例文
「長年ダイエットを指導してきた専門家が生活習慣病で倒れたというのは、何とも皮肉な話だ」のように、期待と現実が逆転した状況を指して使われます。
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