本文へスキップ

アイロニーとは?

あいろにー

アイロニーとは、言葉の表面上の意味と真意を逆転させることで皮肉や批判を表現する修辞技法です。

アイロニー(irony)は、ギリシャ語の「eirōneia(知らないふりをすること)」に由来する修辞技法および文学概念です。言葉や状況表面的な意味と、実際に伝えたい意味が反対または大きくずれているときにアイロニーが生じます。

アイロニーには主に三つの種類があります。

  • 言語的アイロニー:褒め言葉で実際には批判する「皮肉」。例えば遅刻した人に「よく来たね」と言う場合。
  • 状況的アイロニー:期待と現実が逆転する状況。消防署が火事になるなど、現実が予想と皮肉な形で反転する場面。
  • 劇的アイロニー:観客や読者は知っているのに登場人物だけが知らない状況。シェイクスピア悲劇などで多用される。

アイロニーはユーモアや風刺の重要な手法であり、社会批評・政治風刺・文学作品に広く用いられています。直接的に批判するより遠回しに皮肉ることで、より鋭い効果を生むことができます。ソクラテスが「自分は何も知らない」と主張しながら相手の矛盾を暴く問答法も「ソクラテスのアイロニー」と呼ばれます。

日本語では「皮肉」「逆説」「反語」などの言葉がアイロニーに対応する場合がありますが、アイロニーはこれらより広い概念を持ち、文学批評や哲学の場面でも重要なキーワードです。

使い方・例文

「雨の日に傘を忘れるなんて、まったく完璧なタイミングだね」という言い方が言語的アイロニーの典型例です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語