細胞分裂とは?
さいぼうぶんれつ
細胞分裂とは、1個の細胞が2個以上の娘細胞に分かれる生命現象で、生物の成長・組織修復・生殖の基盤となる基本的なプロセスです。
細胞分裂(さいぼうぶんれつ)とは、1個の母細胞が分裂して2個以上の娘細胞を生じる生命現象です。すべての生物において、成長・発生・組織の維持・修復・生殖を支える根本的なプロセスであり、「細胞は細胞から生まれる」という細胞学説の中核をなす概念です。
真核生物(動植物・菌類など)における細胞分裂は大きく二種類に分けられます。
- 体細胞分裂(有糸分裂):染色体数を保ったまま2個の娘細胞を生じる分裂で、成長や組織の修復・再生に使われる
- 減数分裂:染色体数が半分になる特殊な分裂で、精子・卵子などの生殖細胞(配偶子)を作るために行われる
体細胞分裂は前期・中期・後期・終期の4段階(分裂期)と、その間の分裂準備段階(間期)から成ります。間期にはDNAの複製が行われ、遺伝情報が正確にコピーされます。分裂期では複製された染色体が整列・分離して各娘細胞に配分されます。
細胞分裂の制御が崩れると、がん細胞のように無秩序な増殖が起こります。がん治療薬の多くは細胞分裂のどこかの段階を標的としており、細胞分裂のメカニズム解明は医学・生命科学において最重要テーマの一つです。
使い方・例文
「皮膚の傷が治るのは、周囲の細胞が活発に細胞分裂して傷口を埋めるからです」というように、体の修復の仕組みを説明する際に使います。生物の授業では「有糸分裂の顕微鏡観察でタマネギの根を使う」という実験例でも登場します。
この用語をシェア
最終更新: