紋切り型とは?
もんきりがた
紋切り型とは、家紋を切り抜くための型紙を原義とし、転じて決まりきった表現や形式ばった言動を指す言葉です。
紋切り型(もんきりがた)とは、もともと家紋の形を紙に切り抜くために使われた型紙のことを指します。折り畳んだ紙をはさみで切ると、広げたときに左右対称の家紋の図案が現れるという、江戸時代の遊びや工芸技法に由来します。
この技法は「紋切り遊び」として庶民にも親しまれ、決まった手順通りに切れば誰でも同じ形ができあがることから、「型通りで変化がない」「独創性のない」という意味合いが生まれました。現代語では主に比喩的な用法として定着しています。
「紋切り型」が使われる代表的な文脈は次のとおりです。
- 決まり文句の挨拶や常套句の表現
- 個性のない画一的な文章・演説・対応
- 慣例に沿った形式的な手続きや手順
- 予測どおりの展開で驚きのない物語や演出
日本語の比喩表現として「紋切り型の答え」「紋切り型の挨拶」などと使われ、独創性の欠如やマンネリを批判する際に用いられます。工芸技法の名称が日常語に転化した興味深い例といえます。
使い方・例文
会見でアナウンサーの質問に対して「全力を尽くします」と答えるのは、紋切り型の受け答えの典型例といえます。
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