竹紙とは?
ちくし
竹紙とは、竹の繊維を原料として作られた紙で、古くから中国や東アジアで広く使われてきた伝統的な紙の一種です。
竹紙(ちくし・たけがみ)とは、タケ(竹)の茎から取り出した繊維を原料として漉いた紙のことです。中国では古くから「竹紙」として生産され、宋代(10〜13世紀)以降に普及したとされています。日本においても「虎竹紙」など竹を原料とした和紙が一部地域で作られてきた歴史があります。
竹は成長が非常に速く、3〜5年で収穫可能なため、木材パルプに比べて持続可能性が高い植物資源として注目されています。竹の繊維はセルロース含有量が高い一方でリグニンも含まれるため、製紙工程でリグニンを除去する蒸解処理が必要です。適切に処理された竹パルプは、白色度・強度ともに一定水準を確保でき、筆記・印刷両方に対応できます。
竹紙の特徴として次の点が挙げられます。
- 木材パルプ紙と比べて繊維が細く、表面が滑らか
- 書道・水墨画など毛筆との相性がよい
- 環境負荷が低い「グリーン素材」として評価される
- 経年による黄変が比較的少ない高品質品も存在する
近年は環境意識の高まりとともに、竹由来パルプを一部配合した紙製品が欧米・アジアで市販されるようになり、エコ文具・ノート・印刷用紙の分野で再び注目を集めています。
使い方・例文
「書道の練習に竹紙を用いると、毛筆のにじみ具合が伝統的な中国書画に近くなる」のように、紙の素材・書道・環境素材の文脈で使われます。
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