竪穴洞窟とは?
たてあなどうくつ
竪穴洞窟とは、地表から垂直または急傾斜に落ち込んでいる洞窟のことで、スポット状の開口部を持ち、ロープや専用装備を必要とする探索が特徴です。
竪穴洞窟(たてあなどうくつ)とは、地表の開口部から垂直もしくは急勾配で下降する形状の洞窟を指します。英語では「vertical cave」や「pit cave」、またはフランス語由来の「gouffre(グファー)」とも呼ばれます。横方向に伸びる水平洞窟(横穴洞窟)と対をなす概念です。
竪穴洞窟は主に次のような仕組みで形成されます。
- 溶食型:石灰岩地帯で雨水や地下水が岩石を溶かし、縦方向に伸びた空間ができる
- 崩壊型:地下空洞の天井が崩落して垂直の穴が生じる(ドリーネ・シンクホール)
- 断層型:岩盤の断層や亀裂が垂直方向に走り、水の侵食で拡大したもの
竪穴洞窟の探索にはロープ降下技術(SRT:シングルロープテクニック)と専用装備が必要です。洞窟探検競技や学術調査において重要な対象となる一方、落下事故のリスクが高いため十分な訓練が不可欠です。世界で最も深い竪穴洞窟はジョージアの「ヴェレヴキナ洞窟」で、深さは2000メートルを超えます。日本では西表島や鹿児島県など南西諸島に竪穴洞窟が分布しています。洞窟生物学的には、暗闇と隔絶された環境が固有種の進化に重要な役割を果たしています。
使い方・例文
洞窟探検(スペレオロジー)の解説や冒険旅行の文脈で「竪穴洞窟はロープ技術と専用装備がなければ安全に探索できないため、初心者には危険とされる」のように使われます。
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