竪穴とは?
たてあな
竪穴とは、地面を垂直または急角度に掘り下げた穴のことで、住居・採掘・罠など様々な用途に使われてきた構造物です。
竪穴(たてあな)とは、地面を垂直またはそれに近い角度で掘り下げて作った穴のことです。横方向に掘り進める「横穴」と対比される概念で、古代から現代まで様々な目的で利用されてきました。
竪穴の主な用途には次のようなものがあります。
- 住居(竪穴住居):縄文・弥生時代に広く見られた地面を掘り窪めた半地下式の住まい。断熱性・保温性が高く、日本の先史時代を代表する建築形式
- 採掘・坑道:鉱山や炭坑で地下資源にアクセスするための垂直坑道
- 貯蔵穴:食料や道具を地中に保管するための穴(遺跡発掘でよく見つかる)
- 罠・落とし穴:狩猟において獲物を捕らえるために掘られた穴
日本の考古学では「竪穴住居跡」が縄文時代から古墳時代にかけて全国各地で発見されており、当時の生活様式を知る重要な手がかりとなっています。竪穴住居は地面を数十センチから1メートル以上掘り下げ、柱を立てて屋根を架けた構造で、炉(いろり)を中心に家族が生活していました。
現代でも「竪穴」という用語は地質調査や土木工事、洞窟探検(スペレオロジー)などの分野で使われています。
使い方・例文
縄文時代の集落跡の発掘現場では、地面が円形または方形にくぼんだ竪穴住居跡が多数確認されることがあります。
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