積層セラミックコンデンサとは?
せきそうせらみっくこんでんさ
積層セラミックコンデンサとは、セラミック誘電体と電極を交互に積み重ねた構造を持つ小型・高容量のコンデンサです。
積層セラミックコンデンサ(MLCC:Multilayer Ceramic Capacitor)は、チタン酸バリウムなどのセラミック材料を誘電体として用い、薄い誘電体層と電極層を交互に数十〜数百層積み重ねた構造のコンデンサです。
その仕組みは、多数の電極層が並列接続された形になるため、小さなチップサイズでも大きな静電容量を実現できる点にあります。電極にはニッケルや銅などの卑金属が使われることが多く、外部電極はスズめっきが施されてはんだ付けに対応しています。誘電体の種類によって温度特性や容量安定性が異なり、「C0G(NP0)」「X5R」「X7R」「Y5V」などの温度特性記号で分類されます。
代表的な特徴としては以下が挙げられます。
- 小型・軽量で表面実装に適している
- リード線がなく高周波特性に優れる
- 無極性のため向きを気にせず使える
- 耐振動性・耐衝撃性が高い
スマートフォン・パソコン・自動車のECUなど、現代の電子機器にはほぼすべて搭載されており、一台のスマートフォンに数百〜千個以上使われることもあります。デジタル回路のバイパスコンデンサや電源のデカップリングとして欠かせない部品です。
使い方・例文
マイコン回路の電源ラインに積層セラミックコンデンサを並列接続し、高周波ノイズを除去するバイパス用途として広く使われます。
この用語をシェア
最終更新: