移植栽培とは?
いしょくさいばい
移植栽培とは、苗床やセルトレーなどであらかじめ育苗した苗を、本圃(ほんぽ)に植え替えて育てる農業の栽培方式です。
移植栽培は、種を直接畑にまく直播(じかまき)栽培と対比される栽培方法で、まず育苗施設や苗床で種をまいて苗を育て、一定の大きさになったところで本圃に移し植える方式です。
- 育苗期間中に本圃を他の作物に使用でき、土地利用効率が高まる
- 温室や育苗施設で管理できるため、寒冷期でも苗を安定して育てられる
- 発芽・初期生育の失敗リスクを圃場規模ではなく小規模な育苗段階で管理できる
- 苗の均一性を確保しやすく、収穫時期を揃えやすい
稲作における田植えは移植栽培の代表例です。水稲では育苗箱で苗を育て、田植え機で水田に移植します。野菜ではトマト・キャベツ・レタスなど多くの品目で育苗ポットや穴あきトレーを使った育苗が行われます。
一方で移植作業にかかる労力やコストが課題であり、直播栽培や機械化との組み合わせが検討されています。近年はセル成型育苗と移植機の普及によって作業効率が改善されています。
使い方・例文
春野菜のキャベツ栽培では、2月ごろハウスで育てた苗を3月下旬に畑に移植する、という場面で移植栽培という言葉が使われます。
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