称徳天皇とは?
しょうとくてんのう
称徳天皇とは、奈良時代に在位した日本史上最後の女性天皇で、仏教を深く信仰し道鏡事件で知られます。
称徳天皇(しょうとくてんのう、718〜770年)は、奈良時代の女性天皇であり、聖武天皇の皇女です。孝謙天皇として一度即位・退位した後、764年に重祚(重ねて即位)して称徳天皇となりました。日本史上、重祚した女性天皇は称徳天皇のみです。
称徳天皇は仏教を深く信仰し、政治においても仏教の理念を重んじました。百万塔陀羅尼の制作を命じ、奈良の大仏建立を進めた父・聖武天皇の意志を受け継いで仏教保護に力を尽くしました。一方で、僧侶の道鏡を重用し、道鏡に天皇位を譲ろうとしたという道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)が有名です。
- 聖武天皇の皇女、孝謙天皇として最初の即位
- 764年の重祚による称徳天皇への再即位
- 百万塔陀羅尼の制作命令(現存する世界最古の印刷物の一つ)
- 道鏡の重用と道鏡事件
称徳天皇の崩御後、道鏡は失脚して流罪となりました。称徳天皇の死によって女性天皇の時代は終わり、以後明治時代まで女性天皇は登場しませんでした。日本史上の重要な転換点として、奈良時代の政治史を語る上で欠かせない存在です。
使い方・例文
奈良時代の政治史や日本の女性天皇の歴史を学ぶ場面で、道鏡事件とともに取り上げられます。
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