本文へスキップ

禁書とは?

きんしょ

禁書とは、権力・宗教・国家などによって出版・販売・閲覧が禁止または制限された書籍のことを指します。

禁書(きんしょ)とは、政治権力・宗教機関・国家などによって、その内容が危険・不道徳・体制に反するとみなされ、出版・販売・所持・閲覧を禁じられた書籍を指します。英語では「banned book」とも呼ばれます。

禁書の歴史は古く、古代ローマ中世ヨーロッパではカトリック教会が「禁書目録(Index Librorum Prohibitorum)」を作成し、信者が読むことを禁じた書物を列挙していました。日本でも江戸時代幕府がキリスト教関連書物や体制批判の出版物を禁じた歴史があります。

禁書が行われる主な理由には次のようなものがあります。

  • 政治的反体制思想の拡散防止
  • 宗教的異端思想の抑圧
  • 性的・暴力的表現に対する道徳的規制
  • 国家機密や安全保障上の理由
  • 民族・人種差別的観点からの排除

近現代では、ナチスドイツによる焚書や、ソビエト連邦での出版検閲が歴史的な禁書事例として知られています。また、アメリカでは学校図書館での蔵書制限が今も議論を呼んでいます。

逆説的に、禁書指定を受けた書物は話題を集め、読者の関心を高めることもあります。表現の自由と規制のあり方は、現代においても重要な社会的課題です。

使い方・例文

「かつてその小説は禁書とされ、秘密裏に読まれていた」「図書館での禁書問題が表現の自由を巡る議論に発展した」といった歴史や社会問題を語る文脈でよく登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語