本文へスキップ

磁気光学効果とは?

じきこうがくこうか

「効果」の用語まとめを見る

磁気光学効果とは、物質に磁場が加わったとき光の偏光状態や伝播特性が変化する現象の総称です。

磁気光学効果とは、磁場の影響を受けた物質中を光が通過または反射する際に、その偏光面や強度・位相が変化する現象をまとめて指す言葉です。

代表的なものとして、ファラデー効果カー効果があります。ファラデー効果は透過光の偏光面が磁場に比例した角度だけ回転する現象で、マイケル・ファラデーが1845年に発見しました。一方、カー効果は磁化した金属表面で反射した光の偏光面が回転する現象で、磁気記録媒体の読み取りなどに応用されます。

これらの現象が生じる原因は、磁場によって物質内の電子運動に回転対称性が生まれ、右回り偏光と左回り偏光に対する屈折率が異なってくることにあります。この差(磁気円二色性)が偏光状態の変化として観測されます。

磁気光学効果の主な応用分野は以下のとおりです。

  • ハードディスクや光磁気ディスクのデータ読み取り
  • 光アイソレータ(レーザー光の逆進防止素子)
  • 磁場センサー・電流センサー
  • 磁性材料の物性計測・評価

現代の光通信や磁気記録技術に欠かせない基盤現象であり、スピントロニクス分野でも重要な研究テーマとなっています。

使い方・例文

光磁気ディスク(MO)の再生では、磁化方向によって反射レーザー光の偏光角が微妙に変わるカー効果を利用して、記録されたデータを読み取っています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語