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石灰沈着性腱炎とは?

せっかいちんちゃくせいけんえん

石灰沈着性腱炎とは、腱の中にカルシウム塩(石灰)が沈着し、激しい痛みや動作障害を引き起こす炎症性疾患です。

石灰沈着性腱炎(calcific tendinitis)は、腱の組織内にヒドロキシアタイトを主成分とするカルシウム塩(石灰)が異常に蓄積し、炎症・腫脹・激しい疼痛を引き起こす疾患です。腱板(ローテーターカフ)を構成する棘上筋腱に最もよく発症し、肩関節に強い痛みが現れる「石灰沈着性肩腱板炎」が代表例です。

発症の仕組みは完全には解明されていませんが、腱の血流低下・細胞の変性・低酸素環境がカルシウム結晶の沈着を促すと考えられています。病期は3段階に分けられます。

  1. 形成期:石灰が蓄積するが痛みは軽度または無症状
  2. 安静期:石灰が硬化し一時的に症状が落ち着く
  3. 吸収期:石灰が軟化・分解し始め、最も激しい疼痛が生じる

40〜60代の中年層、特に女性に多く見られます。治療は保存療法が基本で、消炎鎮痛剤・ステロイド注射・体外衝撃波療法(ESWT)などが行われます。体外衝撃波は非侵襲的に石灰を破砕・吸収を促進する効果があり、有効例が多いとされています。保存療法で改善しない場合は関節鏡手術で石灰を除去することもあります。

使い方・例文

肩を動かしたときに突然の激痛が走り、腕が上がらなくなった場合、石灰沈着性腱炎の可能性があります。整形外科でレントゲン撮影を行うと、腱の中に白い石灰の影が映ることで診断できます。

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