真那賀とは?
まなか
真那賀とは、茶道で用いる仕覆の裂地の一種で、マラッカ(現在のマレーシア)から伝わった渡来織物に由来する名称です。
真那賀(まなか)とは、茶道の茶入れを包む仕覆(しふく)に使われる裂地(きれじ)の呼称で、マラッカ(Malacca、現在のマレーシアの都市)を日本語で音写した「万那賀」「真那賀」に由来するとされています。南海貿易が盛んであった室町〜江戸時代に日本にもたらされた渡来裂の一つです。
真那賀は一般に、草花や幾何学文様などを染め・織りで表した生地で、その色彩や文様の異国情緒が茶人の心を捉えました。当時のマラッカはポルトガル・オランダ・中国などの交易拠点であり、そこを経由してアジア各地の織物が日本に入ってきました。
茶道における渡来裂(唐物裂・南蛮裂)のカテゴリには以下のようなものがあります。
- 間道(かんどう):縞や格子を基調とした渡来物
- 寸門多羅:スマトラ由来の裂地
- 真那賀:マラッカ由来の裂地
- 金襴・緞子:中国・明清時代の豪華な織物
これらの渡来裂は日本国内でも模倣して織られるようになりましたが、本歌(原品)の渡来裂を使った仕覆は特に珍重され、茶道具の格と価値を高める要素となっています。真那賀の裂地を見分ける眼識は、茶道の深い教養の一端を示すものとされています。
使い方・例文
茶会の道具拝見で「真那賀の仕覆が付いている」と聞けば、マラッカ渡来の珍しい裂地で作られた袋が茶入れに添えられていることを意味します。
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