真景累ヶ淵とは?
しんけいかさねがふち
「真景累ヶ淵」とは、三遊亭圓朝が創作した長編怪談噺で、因縁と祟りが連鎖する大作です。
「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」は、三遊亭圓朝が明治初期に創作した長編の怪談噺です。「真景」とは神経(「真景」は神経の当て字とも言われる)の意で、当時西洋から入ってきた「神経」という概念を取り入れ、幽霊現象を心理的に説明しようとした側面も持つ作品です。
物語は、関宿の豪商・深見新左衛門と刀剣目利きの宮野辺源次郎の諍いから始まり、その因縁が何代にもわたって祟りとして連鎖し続けます。累ヶ淵(かさねがふち)は茨城県に実在する地名で、怨霊伝説が伝わる場所です。圓朝はこの土地の怪談に独自の人物・事件を絡めて壮大な物語に仕立て上げました。
この噺の特徴は以下の点にあります。
- 複数世代にわたる因果応報の連鎖という複雑な構成
- 「神経病」による幻覚という合理的解釈を怪談に織り込む独自性
- 人間の欲・嫉妬・愛憎が怪異を呼ぶという文学的深み
- 圓朝の怪談噺の中でも最大規模の大作
全編を通して演じると数時間に及ぶ長大な作品で、現在は章ごとに分割して演じられることが多く、歌舞伎や映像作品にも数多く翻案されています。
使い方・例文
怪談噺の特集や圓朝作品の解説で「牡丹燈籠と並ぶ圓朝の代表作」として紹介される際に登場します。
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