当て字とは?
あてじ
当て字とは、本来の意味や読み方とは関係なく、音や意味を借りて漢字を当てはめた表記のことです。
当て字(あてじ)とは、ある語を表記する際に、本来その漢字が持つ意味や正式な読みとは無関係に、音や訓を借りて漢字を当てはめた表記方法を指します。日本語に古くから存在する表記の工夫のひとつです。
- 音借り(おんがり):漢字の音読み・訓読みを借りて日本語の音を表す(例:「亜米利加」でアメリカを表す)
- 義借り(ぎがり):漢字の意味だけを借りて当てる(例:「寿司」は漢字の字義をそのまま使った表記ではなく、慣習的に定着したもの)
歴史的には万葉仮名(万葉集で使われた表記法)が当て字の典型例であり、「山上復有山」で「やまのうえにまたやまあり」と読む例が知られています。また、外来語を漢字で表した「珈琲(コーヒー)」「煙草(タバコ)」「麦酒(ビール)」なども当て字の一種です。
現代では、若者言葉やネット上の表現でも当て字が活用されることがあり、「夜露死苦(よろしく)」のような音を重視した表記が見られます。一方で、正式な文書や公的な表記では当て字の使用は基本的に避けられます。
使い方・例文
「珈琲や煙草は外来語を漢字で表した当て字だ」「夜露死苦は音を借りた遊び心のある当て字として知られる」のように、日本語・漢字の表記を話題にする際に登場します。
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