白銀比とは?
はくぎんひ
白銀比とは、1対√2(約1対1.414)の比率で、日本の伝統美術や建築、A判・B判用紙などに見られる日本独自の美的比例です。
白銀比(はくぎんひ)とは、1対√2(約1対1.41421…)の比率を指します。この比は大和比とも呼ばれ、正方形の一辺と対角線の比に相当します。ヨーロッパで美の比率として知られる「黄金比(1対1.618…)」に対して、日本の伝統的な美意識や造形物に多く見られることから白銀比と呼ばれます。
白銀比の最も身近な例はA判・B判の用紙サイズです。A4用紙(210mm×297mm)の縦横比は1対√2であり、半分に折ってもA5として同じ縦横比が保たれます。この性質により印刷・製本において合理的な規格として世界標準となっています。
日本の伝統文化における白銀比の例として以下が挙げられます。
- 法隆寺などの古建築の平面比率
- 屏風・掛け軸のサイズ比
- 日本刀の刃の反りや刀身比率
- 伝統的な家具・建具のプロポーション
また現代デザインでも白銀比は活用されており、漫画・アニメのキャラクターデザインや日本的なプロダクトデザインの比率に好まれる傾向があるとされています。黄金比が動的・躍動的な美を持つとすれば、白銀比は静的・落ち着いた均衡美を生み出すともいわれます。数学的に美しいこの比率は、自然・文化・デザインをつなぐ概念として関心を集めています。
使い方・例文
「A4サイズのコピー用紙は白銀比でデザインされているため、半分に折るとA5になり、コピーの縮小も比率を保ったまま自然に行える」のように、紙サイズや日本の伝統デザインの文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: