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疾病負担とは?

しっぺいふたん

疾病負担とは、病気やけがが個人・社会・経済に与える影響の大きさを総合的に測る概念で、保健政策の優先度を判断する指標として使われます。

疾病負担(Disease Burden)とは、特定の疾病が人々の健康や社会・経済に与えるマイナスの影響の総体を指します。単に死亡者数だけでなく、罹患・障害・生活の質の低下・医療費・生産性の損失なども含めて包括的に評価します。

疾病負担を定量化するために、DALY(障害調整生命年)やYLL(早死による損失生命年)・YLD(障害による損失生命年)などの指標が用いられます。これらを使うことで、異なる疾患を同じ尺度で比較することが可能になります。

疾病負担の評価は次のような場面で活用されます。

  • 公衆衛生上の優先課題の設定
  • 医療資源の配分と政策立案
  • 予防・治療介入の費用対効果の算定
  • 国際比較や地域間格差の把握

世界疾病負担研究(Global Burden of Disease、GBD)はWHOや研究機関が協力して定期的に公表している包括的な報告書で、各国・各地域の疾病負担を体系的に示しています。日本においても、高齢化に伴い認知症・循環器疾患・がんなどの疾病負担が大きな課題となっています。疾病負担の視点は、「どの疾患を最優先で対策すべきか」という問いに科学的な根拠を与えます。

使い方・例文

高血圧は死亡者数だけでなく脳卒中による介護需要や労働損失も大きく、疾病負担の観点から対策優先度が高い疾患として位置づけられています。

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