DALYとは?
だりー
DALYとは「障害調整生命年」のことで、早死と障害による健康損失を一つの数値に統合して疾病負担を測る国際的な指標です。
DALY(Disability-Adjusted Life Year:障害調整生命年)とは、疾病や障害が人々の健康寿命に与える損失を定量化するために開発された指標です。1990年代に世界銀行とWHOが推進した世界疾病負担研究(GBD)で広く普及しました。
DALYは次の二つの要素から構成されます。
- YLL(Years of Life Lost):早死(早期死亡)によって失われた生命年数
- YLD(Years Lived with Disability):障害や疾患を抱えながら生きた年数に障害の重み(0〜1)を掛けた値
DALYが大きいほど、その疾患による健康への打撃が大きいことを意味します。この指標の優れた点は、死亡と非致死的な障害を同一の尺度で比較できる点にあります。たとえば「死亡者は少ないが長期間の重篤な障害をもたらす疾患」も適切に評価されます。
DALYは保健医療政策において、限られた資源をどの疾患対策に投入すべきかを判断するための根拠として国際的に活用されています。WHO・世界銀行・各国政府の政策立案や、ワクチン・医薬品の費用対効果分析にも広く使われています。
使い方・例文
感染症の予防接種プログラムの有効性を評価する際、DALYを用いて「何DALYを回避できるか」を推計し、費用対効果を比較するケースが国際保健の場でよく見られます。
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