疲労骨折とは?
ひろうこっせつ
疲労骨折とは、一度の大きな外力ではなく、繰り返しの小さな力が骨に蓄積することで生じる骨折で、スポーツ選手に多く見られます。
疲労骨折(ひろうこっせつ)は、外傷性骨折のように一度の衝撃で骨が折れるのとは異なり、繰り返しのストレス(負荷)が骨の同じ部位に加わり続けることで、骨の微細な損傷が蓄積して生じる骨折です。「ストレス骨折(stress fracture)」とも呼ばれます。
発生しやすい部位と競技の例は次の通りです。
- 脛骨・腓骨:陸上競技・サッカーなどのランニング系種目
- 中足骨(足の甲):マーチ骨折として知られ、行軍する兵士や長距離走者に多い
- 腰椎(腰の骨):体操・野球・水泳など体幹をひねる動作が多い競技
- 肋骨:ゴルフ・ローイング(ボート競技)など体幹への繰り返し負荷がかかる種目
症状は、運動時の局所的な痛みから始まり、徐々に安静時にも痛みが続くようになります。レントゲン(X線)では初期に発見しにくく、MRIや骨シンチグラフィが診断に有効です。
治療の基本は患部の安静で、完全に骨折している場合や特定部位(大腿骨頸部など)では手術が必要になることもあります。予防には、練習量の段階的な増加・栄養管理(カルシウム・ビタミンD)・適切なシューズの選択などが重要です。女性アスリートでは「女性アスリートの三主徴(利用可能エネルギー不足・月経異常・低骨密度)」との関連が指摘されています。
使い方・例文
長距離ランナーが足の甲の痛みを訴えて病院を受診し、検査で中足骨疲労骨折と診断されてしばらく練習を休む、といった場面でよく登場します。
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