生花とは?
しょうか
生花とは、華道(いけばな)の流派のひとつ「古流」などで用いられる伝統的な様式で、草木の自然な姿を活かして立体的に構成する花の表現です。
生花(せいか・しょうか)とは、華道(いけばな)における花型の様式のひとつで、草木の生命力と自然な姿を重んじながら、真(しん)・副(そえ)・体(たい)などの役枝(やくえだ)を組み合わせて立体的に構成する花の形式です。読み方は流派によって「せいか」または「しょうか」と異なります。
生花の思想的な基盤には「天・地・人」の三才思想があり、それぞれの役枝が宇宙の調和を象徴するとされています。江戸時代以降に古流・未生流・嵯峨御流などの流派で体系化され、型(かた)を重視した格調ある花形として発展しました。
生花の特徴として挙げられるのは以下の点です。
- 花材の自然な線や曲線を最大限に活かす
- 一種または数種の花材で簡潔に構成する
- 正面から見たときの奥行きと立体感を重視する
- 花器は細口の筒型や壺型が多く用いられる
盛花(もりばな)が自由で絵画的な表現を指向するのに対し、生花は格式と型を重んじる古典的スタイルとして位置づけられます。現代の華道においても、基礎を学ぶうえで欠かせない重要な様式です。
使い方・例文
「古流の生花では、梅の枝の曲線を活かしながら三役の枝を丁寧に組み立てる」のように、伝統的ないけばなの稽古や解説の場面で使われます。
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