珪藻土とは?
けいそうど
珪藻土とは、珪藻(微細な藻類)の化石が堆積してできた多孔質の鉱物で、建材・濾過材・吸湿材など幅広い用途に使われます。
珪藻土(けいそうど、Diatomite / Diatomaceous Earth)は、植物プランクトンの一種である珪藻(ケイソウ)の殻(主成分は二酸化ケイ素 SiO₂)が、水底に長年堆積して固化した堆積岩の一種です。珪藻は数億年前から存在する微生物で、その化石が厚い地層を形成したものが珪藻土として採掘されます。
珪藻土最大の特徴は、無数の微細な穴(孔)に富む多孔質構造です。この構造が以下のような優れた物性をもたらします。
- 高い吸水・吸湿性(自重の1〜4倍の水分を吸収可能)
- 低い密度と軽量性
- 耐熱性・断熱性
- 化学的安定性と不活性(ほとんどの薬品に反応しない)
- 濾過効率の高さ(粒子の捕捉能力)
産業・生活における主な用途は多岐にわたります。食品・飲料・医薬品製造における濾過助剤として広く利用されるほか、農薬・殺虫剤の担体や土壌改良剤としても活躍します。建材分野では漆喰や左官材料の原料として使われ、高い調湿効果で室内環境を快適に保ちます。日本では「珪藻土バスマット」が家庭用品として広く普及し、素早い吸水・乾燥性能が評価されています。また、ダイナマイトの発明者として知られるノーベルは、ニトログリセリンを珪藻土に吸着させることで安全に扱えるようにしたことでも有名です。
使い方・例文
浴室の足ふきマットに珪藻土製品を使うと、踏むたびに素早く水分を吸収し、カビや雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
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