炭斗とは?
すみとり
茶道の炭点前で使う炭を入れて運ぶための道具で、素材や形状に多彩な種類があり、茶席の趣向を演出します。
炭斗(すみとり)とは、茶道における「炭点前(すみでまえ)」に使われる道具のひとつで、炉や風炉に炭を組み入れる際に炭を収納して客前に運び出すための器です。炭手前は茶事の中で行われる正式な手続きであり、炭斗はその主役的な道具として位置付けられます。
- 籠(かご)型:竹や籐を編んだもので、最も一般的
- 木製:桑や漆塗りのものなど、格式のある茶席で使われる
- 陶磁器製:焼き物で作られた趣のあるもの
- 金属製:銅や鉄製のものも存在する
炭斗の中には炭のほかに、羽箒(はぼうき)・鐶(かん)・火箸(ひばし)・釜敷(かましき)・香合(こうごう)などの道具類も一緒に収めて運ぶのが作法です。炭斗はそれ自体が鑑賞の対象にもなり、季節や茶席のテーマに合わせて選ばれます。
炭点前は「湯を沸かす」という茶の根本に直結する手続きであり、炭斗はその入り口に立つ道具として茶人から大切に扱われてきました。茶道具店や美術館の茶道具コレクションでも重要な位置を占めています。
使い方・例文
茶事の炭点前の場面で亭主が炭斗を持って現れ、炉の前に置いて炭を組み始める場面、あるいは茶道具の展覧会の図録に「竹編み炭斗」として掲載される場面で登場します。
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