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演繹法とは?

えんえきほう

演繹法とは、一般的な原則や前提から論理的な推論によって個別の結論を導き出す思考方法のことです。

演繹法(えんえきほう、deduction)とは、普遍的・一般的な命題前提)から、論理的な推論の手順を経て個別の結論を導く思考・推論の方法です。古代ギリシャの哲学者アリストテレスが体系化した「三段論法」がその典型として知られています。

三段論法の古典的な例が示すように、演繹法は次のような構造をとります。

  1. 大前提:すべての人間は死ぬ
  2. 小前提:ソクラテスは人間である
  3. 結論:ゆえにソクラテスは死ぬ
前提が真であり、推論の形式が正しければ、結論は必然的に真となります。これが演繹法の大きな特徴であり強みです。

演繹法は帰納法と対概念として理解されます。帰納法が個別の観察・事例から一般的な法則を導くのに対し、演繹法はすでに確立された一般法則を個別のケースに適用します。数学の証明・法的三段論法・コンピュータプログラムの条件分岐など、確実性が求められる分野で特に重要です。

ただし演繹法の弱点は、前提そのものの正しさに依存している点です。前提が誤っていれば、形式的に正しい推論であっても間違った結論が生まれます。このため科学的探究では演繹と帰納を組み合わせた「仮説演繹法」が広く用いられています。

使い方・例文

「すべての哺乳類は恒温動物である」「クジラは哺乳類である」という前提から「クジラは恒温動物である」と結論づけるのが、演繹法の典型的な使い方です。

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