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仮説演繹法とは?

かせつえんえきほう

仮説演繹法とは、仮説を立てたうえで論理的に予測を導き出し、実験や観察でその予測を検証する科学的推論の方法です。

仮説演繹法(hypothetico-deductive method)とは、科学的探究において広く用いられる推論の手順です。まず観察や先行研究から仮説(hypothesis)を立て、次にその仮説から論理的に検証可能な予測(prediction)を演繹し、最後に実験・観察・データ収集によってその予測の正否を判定するというプロセスをたどります。

この方法の流れを整理すると次のようになります。

  1. 問題の発見と観察(現象に対する疑問の明確化)
  2. 仮説の設定(問いに対する暫定的な答えを提案)
  3. 演繹による予測(仮説が正しければこうなるはず、という予測を論理的に導く)
  4. 実験・観察による検証(予測が現実に合致するか確認)
  5. 仮説の支持・修正・棄却(結果に基づいて仮説を評価)

哲学者のカール・ポパーは「反証可能性」を科学の条件として重視し、この方法論的枠組みを科学哲学的に整理しました。仮説は必ずしも「正しいことが証明される」わけではなく、「反証されなかった」という意味で暫定的に支持されるという考え方が基本です。

自然科学の実験だけでなく、社会科学の仮説検証型研究や医学の臨床試験など、現代の科学的探究の多くはこの仮説演繹法を骨格としています。

使い方・例文

「気温が高いほどアイスクリームの売上が伸びる」という仮説を立て、気温と売上データを収集して相関を分析する手順は、仮説演繹法の典型的な適用例です。

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