溶岩洞とは?
ようがんどう
溶岩洞とは、火山の溶岩流が冷え固まる過程で内部に空洞ができた洞窟のことです。
溶岩洞(ようがんどう)とは、火山活動によって流れ出た溶岩が形成する天然の洞窟です。英語では「lava tube(ラバチューブ)」とも呼ばれます。溶岩が山の斜面を流れ下る際、表面は外気に触れて先に冷え固まりますが、内部の溶岩は熱を保ったまま流れ続けます。やがて噴火が収まって内部の溶岩が流れ出てしまうと、固まった外殻だけが残り、チューブ状の空洞—すなわち溶岩洞—が生じます。
溶岩洞の特徴として、
- 断面が半円形や楕円形の滑らかなトンネル状になりやすい
- 天井や壁面にラバシクル(溶岩つらら)や縄状溶岩の模様が残ることがある
- 内部は外気温の影響を受けにくく、一年を通じて気温が安定している
- 光が届かないため独自の生態系(洞窟性生物)が育まれる場合がある
日本では富士山麓の富岳風穴・鳴沢氷穴が溶岩洞の代表例として知られ、観光地として公開されています。世界では、ハワイのキラウエア火山周辺やアイスランド、オーストラリアのバングルバングルなどにも大規模な溶岩洞が存在します。
地質学的・生物学的に重要であるほか、安定した温度環境を活かした氷の保存や、宇宙探査における月・火星の拠点候補としても近年注目されています。
使い方・例文
富士山麓に広がる「富岳風穴」は代表的な溶岩洞で、内部に天然の氷柱が見られることでも知られ、国の天然記念物に指定されています。
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