海面養殖とは?
かいめんようしょく
海面養殖とは、海の水面や水中に生簀・筏・棚などの施設を設置し、魚介類・海藻類などを人工的に育てて収穫する漁業の一形態です。
海面養殖(かいめんようしょく)は、沿岸の湾や内海、あるいは沖合の海域に養殖施設を設け、対象生物を管理しながら育てる水産業の方式です。天然の海水環境を利用する点が特徴で、陸上養殖とは対比される概念です。
主な養殖対象と施設の種類には以下があります。
- 魚類:ブリ・マダイ・サーモンなどを浮沈式や固定式の生簀で育てる
- 貝類:カキ・ホタテ・ムラサキイガイなどを筏やロープに垂下して育てる
- 海藻類:ノリ・ワカメ・コンブなどを網や縄に種付けして育てる
- 甲殻類:クルマエビなどを網いけすや区画された水域で育てる
日本の海面養殖業は明治以降に発展し、現在では国内水産物供給において重要な役割を担っています。三陸・瀬戸内・有明海などが主要産地として知られています。
課題としては、赤潮や台風による被害、養殖密度の上昇による水質汚染、病気の蔓延、近年の海水温上昇による生育不良などが挙げられます。環境への影響を最小化しつつ生産効率を高める持続可能な海面養殖の技術開発が進められています。
使い方・例文
瀬戸内海の養殖マダイや三陸のカキ・ホタテは、海面養殖の代表的な産品です。スーパーに並ぶ「養殖」表示の魚介類の多くが、この海面養殖によって生産されています。
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